けいあい訪問看護ステーション|横須賀市で在宅療養の方を対象とした訪問看護

横須賀市周辺の『住み慣れた我が家で過ごしたい』医療的処置が必要な方へ、全力でサポートしていきます。

知っておきたい!低温やけどのリスクと予防法

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こんにちは、横須賀市 訪問看護のけいあい訪問看護ステーションです。
寒い季節になると、湯たんぽやこたつ、電気毛布などを使用する機会が増えますが、それに伴い「低温やけど」のリスクが高まることをご存じでしょうか?低温やけどは気づきにくく、症状が重くなる場合もあるため、正しい知識と予防が大切です。今回は、低温やけどの原因や予防法についてご紹介します。

【低温やけどとは?】
低温やけどは、比較的低い温度(43~50℃程度)の熱源に長時間触れることで発生するやけどの一種です。普通のやけどとは異なり、表面では軽く見えても、皮膚の奥深くにまでダメージが及ぶことがあります。

【低温やけどの主な原因】
湯たんぽ:直に肌に当てて使用すると危険です。就寝中は特に注意が必要です。
こたつやホットカーペット:長時間同じ姿勢でいると低温やけどのリスクが高まります。
電気毛布:適切な温度設定を怠るとやけどの原因になります。
カイロ:肌に直接貼ることで低温やけどを引き起こす場合があります。

【特に注意が必要な人】
高齢者:皮膚が薄く、感覚が鈍くなりやすいため低温やけどに気づきにくいです。
乳幼児:肌が柔らかく敏感なため、やけどのリスクが高いです。
糖尿病患者:神経障害により、熱を感じにくい場合があります。
認知症の方:適切な判断が難しい場合があるため注意が必要です。

【低温やけどの予防法】
・熱源を直接肌に当てない
湯たんぽやカイロは、タオルや布で包んで使用し、肌に直接触れないようにしましょう。
・こまめに体勢を変える
長時間同じ体勢でいると局所的に熱が集中するため、定期的に体勢を変えることが大切です。
・温度を適切に設定する
電気毛布やホットカーペットの温度は、温かさを感じる程度(40℃以下)に設定します。
・使用時間を制限する
就寝中に湯たんぽや電気毛布を使用する場合は、タイマー機能を活用して使用時間を短くしましょう。
・肌の状態をこまめに確認する
高齢者や体が不自由な方には、家族や介護者が定期的に皮膚の状態を確認することが重要です。

【低温やけどが起きてしまったら】
もし低温やけどを負ってしまった場合は、以下の対応を行いましょう。
・すぐに熱源を取り除く
やけどを悪化させないように、速やかに熱源を離します。
・患部を冷やす
流水で15~30分間冷やします。ただし、氷や冷たいタオルを直接当てるのは避けてください。
・早めに医療機関を受診する
表面が軽く見えても内部が深く損傷している場合があるため、早めに医師の診察を受けましょう。

【訪問看護でのサポート】
けいあい訪問看護ステーションでは、高齢者や認知症患者さんの生活環境におけるリスク管理のサポートを行っています。低温やけどの予防だけでなく、体調管理や生活支援全般についてもお気軽にご相談ください。患者様一人ひとりの状況に合わせた適切なケアを提供いたします。

低温やけどは冬場に特に注意が必要なトラブルです。適切な予防策を講じることで、大切な方の肌を守り、安心して冬を過ごすことができます。今回ご紹介したポイントを日常生活に取り入れていただければ幸いです。

ご不明点やお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にけいあい訪問看護ステーションまでお問い合わせください。
2025年01月16日 09:14

横須賀市|訪問看護

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